日本ではなんらかのアレルギー疾患に罹っている方が全体の約30%といわれていますが、目に生じるのがアレルギー性結膜炎です。
アレルギー性結膜炎は大きく季節性と通年性に分けられます。
季節性の代表は春先のスギ花粉によるものですが、カモガヤなどのイネ科やブタクサなどのキク科の植物もその原因となります。日常生活で注意できることはこれらのアレルギーの元となるもの(アレルゲン)との接触を減らすことや外出後には顔を洗うなどのセルフケア、そして初期治療を含めた適切な薬物療法を受けることがあげられます。
通年性は主にハウスダストと呼ばれる住まいの中にあるほこりがアレルゲンとなります。ハウスダストにはダニやダニの死骸、ヒトや動物の毛などが含まれます。家のなかに原因がありますので、まめに掃除をしてハイスダストを減らすとか、家の風通しを良くしたり、換気をしてダニやカビを増やさないようにするなどの注意が必要です。その上で季節性と同じく適切な薬物療法を受けることが重要です。 |